ーCISA案の内容妥当性の検討について―

rehabilitation-skill-2023

リハビリテーションにおける対象者とセラピストとの関係性は極めて重要であるにもかかわらず,対象者と良好な関係を形成するための技能を測定できるツールはありません.

本研究は,デルファイ法による調査から,このツールとなる「臨床リハビリテーション場面におけるクライアントとより良い関係を形成するためのコミュニケーションと介入技能評価(以下,CISA)」案の内容妥当性を検討しました.

理学療法士 17 名,作業療法士 16 名,言語聴覚士 9 名の専門家を対象に全 3 回のアンケート調査を Web 上で実施し,CISA 案の各質問項目に対する同意の程度や指摘を得て内容を改訂し,同意基準を満たすか確認しました.

3 回の調査の有効回答率は 100%とされ,80%以上の同意基準を満たした 54 の質問項目が選出されました.

本研究から,豊富な臨床経験に基づく専門家の知見が反映され,かつ,質問項目別およびツール全体の内容妥当性を担保した CISA 案が完成しました.

本研究は,2023年9月に日本保健科学学会誌 26巻2号に掲載されました.

詳細は以下をクリック頂き,ご参照ください.

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhsaiih/26/2/26_72/_pdf/-char/ja

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